私が薬膳に出会ったきっかけ
”病気の総合商社”だったあの頃…。
原因不明の症状に悩まされ続けていました。
「咲美堂中医学院」の代表で国際薬膳調理師・漢方臨床指導士・漢方カウンセラーの池田哲子(のりこ)です。私が薬膳に出会ったきっかけを、お話したいと思います。
英文科の大学卒業後、生命保険会社、高校での情報教育教員、幼稚園の事務員、大学での学長秘書、IT企業でシステム開発とWEB・DTPデザイン、一般企業での社長秘書…といろいろな仕事をしてきました。
デザイン関係の仕事が長かったので、ホームページやフライヤーのデザインは得意で、名刺やこのホームページも写真撮影から構築まですべて自分でしました。
慌ただしく働いてきたのですが、常に喘息、子宮内膜症、メニエール病、自律神経失調症をはじめ、原因不明の病気に悩み続ける“病気の総合商社”でした。
無理が続いたのか、2005年に子宮内膜症と胃潰瘍の痛みで緊急入院。
しかも、当時は超多忙なIT起業に勤めていたので、ゴールデンウィークの間のみの入院で、連休明けにすぐに仕事に復活して、その日にまた倒れる…という生活を送っていました。
その当時の生活はめちゃくちゃで、仕事は忙しく、プライベートでもいろいろと大変で、外食が多く、コンビニご飯も当たり前…という食生活でした。
胃潰瘍は何回もしていましたが、子宮内膜症は初めての病気で、30歳になるまでは生理痛も経験したことがないぐらいでした。
生理痛がひどくなってきたのは、離婚してからです。
ひどい生活と離婚のストレスから、子宮内膜症を発症したのだと思います。
「子宮内膜症って言っても、お薬を飲めば治るんでしょ?」ぐらいの軽い気持ちで病院に行きましたが、どこに行っても、「治りません」「子どもを生めば治るんじゃない?」などという答えで、改善する様子はまったくなし…。
漢方との出会いは、婦人科で。
身体の元気を取り戻し、心の元気も取り戻すことで
毎日が花が咲いたように、変わっていきました。
いろいろな病院をまわり、やっとたどり着いた婦人科で漢方と出会いました。
「自分が飲んでいる漢方は効くの?辛い症状はラクになるの?」という素朴な疑問から、漢方スクールのワンデーセミナーに参加し、そこで、「これは治る!」と確信し、薬日本堂漢方スクールで漢方と薬膳を、北京中医薬大学日本校で薬膳を学び、国際薬膳調理師の資格を取得しました。
現在、子宮内膜症のひどい生理痛などの症状は一切なく、“病気の総合商社”から脱出し、健康な日々を過ごしています。
漢方と薬膳で元気になったので、これからは自分の経験を活かしながら、伝えていきたい…と思っています。
でも、ガチガチの漢方生活は楽しくない…ということで、生徒さんたちにも「これがダメ」とか「こうしなさい」ということは、あまり言いません。
「たまには無理したり、羽目を外してもいいけど、その後はしっかり養生してバランス良くね」というお話をしています。
それは、私ができないから…。
苦痛なことはストレスになるので、できるだけ楽しく心と体に良いことをしていきたいと思います。
「心の処方箋」を出せる相談員でありたい。
かつての私と同じように、苦しんでいる皆さまのために…。
“病気の総合商社”だったので、
あらゆる痛みや辛さは知っています。
生徒さんの中には、「病院の先生は分かってくれないけど、先生に分かってもらえてスッキリしました」と言われる方もいらっしゃいます。
お話はいくらでも聞きます。
ひとりで悩むより、お話しに来て下さい。